参加したかった白滝の黒曜石ツアー

 遠軽町白滝の国有林にある黒曜石産地「赤石山」の巨大な露頭(八号沢露頭)を見学出来るジオツアーが27日、4年ぶりに行われた。
 町民限定で6人が参加。参加者は白滝ジオパーク交流センターで映像を見て、黒曜石が出来る仕組みを学び、エゾシカが頻繁に姿を見せる林道をバスで30分ほど移動。少し歩くと林の中から巨大な露頭が現れた。
 センター職員が「昔は岩の表面全てが光沢のある黒曜石で覆われていたはずだが、約220万年を経て風化した。今は内部の流紋岩が露出している」などと説明。参加者は岩の基部に残る黒曜石を観察したり、岩肌に触ったりして、実物の感触を味わった。50代女性は「露頭の岩肌に付いている黒曜石を見られて、リアルで良かった」と感激していた。
 白滝地域は国内最大級の黒曜石産地として知られる。 どうしんウェブより