オホーツクの風景をトレッキングツアーで

 美幌町地域おこし協力隊員を3月に退任した河本真由子さん(41)が、町を拠点に女性対象の自転車ツアーを企画し、トレッキングのガイドとしても活躍している。
 美幌出身の河本さんは大手旅行会社の添乗員などを経て、2018年度に美幌町初の協力隊員に就任。3年間の任期中、草刈りなどトレイルルートの整備や、町内の各地点をチームで回って得点を競う大会「ロゲイニング」の初めての運営など、幅広く活躍した。
 退任後も町内に住んで趣味の自転車に関わる仕事をしようと、国の協力隊への起業支援金で中古のロードバイククロスバイク計10台を購入。7月から、北見や網走周辺をガイドする女性対象のツアーを始めた。
 車の交通量が少なく景色がきれいなルートを考え、初心者も楽しめる10キロから半日かかる90キロまでのコースを用意。網走湖サロマ湖まで走るツアーもある。
 今後はNPO法人を設立し、同じ志を持つ従業員を雇用したい考え。「将来は屈斜路トレイルルートと自転車コースを合わせ、オホーツクを1周するツアーも企画したい」との事。