コムケ湖に「鳥見小屋」

 渡り鳥の中継地として知られるコムケ湖に、市が観察拠点となる初の「鳥見小屋」を24日開設し、現地で開設を記念する野鳥観察会が開かれた。市が交流人口拡大を目指して進める「避暑地化構想」の第一歩でもあり、紋別の自然を楽しむ新たな拠点になりそうだ。
 小屋は長さ7.4メートル、幅2.2メートルのトレーラーハウス。移動可能だが、基本的にコムケ湖国際キャンプ場向かいの湖岸にある駐車場に常設する見通しだ。湖を間近に望む窓は大きくとられ、エアコンも備えている。ただ望遠鏡などは常備されておらず、持参する必要がある。
 管理は市民によるガイド団体「コムケの会」に委託。毎日、早朝から午後5時まで、通年開設する方向で調整している。
 市は、コムケ湖や大山周辺で進める避暑地化構想の具体的な計画を年度内に策定する予定だが、先行する形でトレーラーハウスを約1千万円かけ整備。来年度にも、さらに2カ所増やし、近い将来には老朽化しているキャンプ場のレストハウスも改修し、ネイチャーセンター機能を付加する考えだ。
 どうしんウェブより