EV販売が伸びない北海道

 日本自動車販売協会連合会の調べた登録車(軽自動車を除く)の資料を集計すると、2021年に北海道内で販売されたEVは246台。3年連続の前年割れで、ピークだった2018年の半分ほどだった。
 EVへの理解には地域差があり、北海道内では冬の雪道を走る時の航続距離への心配が強い為。
 北海道の冬場は、車内の暖房を強くかけたまま走行することが多いのに加え、都市間距離が長く、航続距離への懸念は他の地域よりも強い。現在のリーフの航続距離は322キロメートル(大容量バッテリーは458キロメートル)だが、暖房をかけて走行すると15~20%短くなる。
 全国よりもEV普及へのハードルが高そうな北海道。調べてみると、積雪寒冷地ならではの難しさが、さらに見えてくる。
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