EVの魅力

 世界中で2050年までに脱炭素化を実現する方向で様々な取り組みが始まっている。特にクルマからのCO2排出量は全排出量の約3割を占めていると言われており、走行中にCO2を排出しないクルマの普及が直近の課題となっている。電気自動車は車載バッテリーに電気をため、その電力でモーターを動かして走るため、走行中にCO2を排出することはない。そのため、世界的にも今、注目を集めている。
 EVはバッテリーの電力を使ってモーターで駆動を行なうが、最大の特徴は内燃機関と違って「応答遅れ」がなく、アクセルペダルを踏んだと同時に加速が始まる点にある。
 さらにEVは変速機を必要としないため、変速のタイムラグやショックとも無縁で、ガソリン車がこれまで課題としてきたなめらかでスムーズな走りを難なく手に入れたことになる。