遠軽町丸瀬布上武利のホテル「丸瀬布温泉マウレ山荘」に14日、日帰り入浴施設「ポッケの湯」がオープンする。これまで同ホテルでは入浴できるのは宿泊客のみだったが、日帰り入浴施設の完成で、町民らも気軽に温泉が楽しめるようになる。
新築の施設は、ホテルに隣接した庭園の向かい側にあり、木造平屋308平方メートル。内風呂、露天風呂のほか、サウナの小屋を併設する。内風呂は循環式だが、露天風呂は源泉掛け流しで、浴槽には青森産のヒバ材を使用した。
源泉は42.4度のアルカリ性単純泉で、神経痛や筋肉痛、五十肩などに効果があるという。「ポッケ」はアイヌ語で「温かい」という意味。
珍しいのは、フィンランド式まきサウナ。まきを燃やして熱くなった石に、ひしゃくで水をかけ、発した蒸気を浴びて楽しむもので、副支配人の近藤奈都美さんは「本場フィンランドでも今は電気式が主流なので、数少ないそうです。サウナが苦手な方も試してほしい」と呼び掛ける。
数回、「やまびこの滝」や「鹿鳴の滝」を訪れたことがありその奥を約9km離れた処だ。