危急種に指定するオサガメ

  豊富町稚咲内漁港沖のサケ定置網に、主に熱帯の海に生息する世界最大級のウミガメ「オサガメ」が掛かった。国際自然保護連合(IUCN)が危急種に指定するオサガメが道北で発見されるのは珍しく、「縁起が良い」と漁業者らの話題になっている。
 漁業者の間ではカメは長寿という理由で「大漁を招く縁起物」。日本酒をかけたり飲ませたりする風習がある。捕獲した漁業者らが日本酒を飲ませるしぐさをした後、1時間後に海に放すと、元気に泳いで海中に消えていったという。
 漁業者らは「カメが網に掛かったのを初めて見た。生きたまま帰すことができて縁起がいい」と喜んでいる。
 どうしんウェブより