KouichiO2017-07-13

天塩町にある川口遺跡の修復
 天塩町は、 続縄文時代 から 擦文時代 の住居跡が残る町内の川口遺跡で、復元・展示されている 竪穴住居の修復作業を進めている。
 風雨にさらされ傷みが激しくなった為で、展示されている2棟を修復する。このうち1棟はすでに柱組みを終えており、町は13〜15日に屋根ふき作業の体験会を開くとの事。
 川口遺跡は、川口遺跡風景林の名称で町の観光スポットとして整備されており、これまでの学術調査で、天塩川沿い南北約1.5キロの遺跡に続縄文時代(紀元前3世紀〜紀元7世紀ごろ)から擦文時代(紀元7〜12世紀ごろ)にかけての竪穴住居跡が約230カ所確認さている。
 今年修復するのは南側の1棟。住居は約6.5メートル四方で、深さ約80センチの床が掘られている。町職員や住民ボランティアは5月、旧住居の解体と、高さ約3.5メートルの柱組み作業を行った。屋根ふきには、町内の天塩川などに自生しているヨシを使用。北方考古学に詳しい 北海道博物館 の右代啓視学芸主幹の指導を受けて作業する事に。
 どうしんウェブより