今日のニュースから
 「天塩の良さ 漫画で」、少年時代を天塩で過ごし、天塩周辺を舞台にした漫画「天塩ものがたり(仮題)」を制作していた東京都の加藤英二さん(ペンネーム・しらさぎ二郎)が6月、71歳で肺炎で亡くなった。
 多感な時期を過ごした天塩を描いた漫画を、自らの手で完成させる夢は途絶えたが、共同制作者の妻幸子さん(70)と長女さやかさん(46)が加藤さんの天塩への熱い思いを受け継ごうと続編を制作し、ブログで公開している。
 加藤さんは根室市出身。小学5年の11月から中学3年の12月まで天塩で過ごした。旭川北高から東大へ進み日本鉱業に入社。関連会社の社長などを務め、5年前に退職した。東京や大阪、米国、シンガポールなど国内外のさまざまな場所に住んだが「天塩が一番楽しかった」と語り、過疎に悩む天塩の良さを全国に伝えようと2年前から、漫画制作を始めた。