「恋する灯台」 認定

 利尻富士町内のペシ岬(標高93メートル)の先端に立つ鴛泊灯台が、本年度の「恋する灯台」に認定された。一般社団法人日本ロマンチスト協会日本財団が、恋人同士で訪れるのにお薦めの灯台を全国で選んでいる。
「恋する灯台」は、観光資源として灯台を見直そうと、2016年に始められた取り組み。非日常感のある立地や景観、造形美などが選定の条件になっており、本年度は全国から9基の灯台が認定された。このうち道内からは鴛泊灯台と能取岬灯台網走市)が選ばれた。
 既に道内からは、湯沸(とうふつ)岬灯台釧路管内浜中町)、神威岬灯台(後志管内積丹町)、鴎島(かもめじま)灯台(檜山管内江差町)が認定されている。
 鴛泊灯台は1892年(明治25年)に道内初の石造灯台として建てられ、1953年に現在のコンクリート造りに改築された。高さは9.4メートル。
 利尻富士町教委によると、鴛泊灯台のあるペシ岬は、もともと石山が二つあったが、そのうちの一つは爆破され、稚内港北防波堤ドームの基石に使われたという。灯台に向かう遊歩道の途中には、北方警備のため派遣された会津藩士の墓碑も並ぶ。晴れた日には礼文島やロシア・サハリン州が見渡せる。
 どうしんウェブより

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