千石蔵で観覧会始まる

 少し遠い隣町増毛で、かつてニシンかすの保管に使われていた増毛町の「千石蔵」で23日、大漁旗を飾る観覧会が始まった。4連休初日の町内には多くの観光客が訪れ、ニシン漁花盛りの時代をほうふつとさせる鮮やかな旗の数々に見入っていた。
 町制施行120周年記念事業の一環として町が主催し、増毛漁協青年部が協力した。41枚の大漁旗には船名や「大漁」の文字に加え、海などの絵がそれぞれ描かれ、遠くからも見えるように極彩色に仕上げられている。現在も新船の進水式では大量の旗を飾って住民に披露し、大漁を祈願する習わしが町には残る。
 どうしんウェブより