赤れんが通信所 改修へ

　稚内市恵北にある、旧海軍大湊通信隊稚内分遣隊幕別送信所（通称・稚内赤れんが通信所）に道内の地域づくりを支援する公益財団法人太陽財団（札幌）から１９年度の助成団体に選ばれた。
　これを受け、稚内市歴史・まち研究会は、助成金１千万円を修復費に充て、損傷が激しいＢ棟の一部を修復することを決めた。
　通信所は北方防衛を目的に１９３１年（昭和６年）に開設。４１年（同１６年）に開戦の引き金となった米真珠湾攻撃を命じる暗号「ニイタカヤマノボレ」を中継送信したとされる。