「天北原野」の朗読を聞いて
 昨日、稚内市立図書館が移転新設10周年記念行事として「氷点」の朗読会が同図書館で行われた。「稚内学」とも連携し約80数名の来場者が会場を埋め尽くした。
 朗読はボランティア活動の一環として、三浦綾子読書会朗読部門の講師も務め、また、ナレーター養成所『OKEIKO』を主宰し後進の指導を行う中村啓子氏。
 三浦綾子が描いた小説、「天北原野」を美しい響きを持ったナチュラルで深みのある低音、柔らかく品の良い中音域、美しい高音域、なんとも言えない美声で会場は静まり返った。