和寒町の「フタバ屋」が焼いたパンをロケに
 「母」のロケに、町内日ノ出の菓子・パン店「フタバ屋」(瀬戸志郎社長)が焼いたパンを小道具として提供する。映画の主人公で、プロレタリア作家小林多喜二(1903〜33年)の母セキはパン屋を営んでいた。和寒のパンが撮影に使われることに瀬戸社長は「選ばれて光栄」と喜んでいる。(後藤耕作)
 映画「母」は、作家三浦綾子さんの小説が原作。東京の制作会社「現代ぷろだくしょん」が2月から小樽や東京で撮影を始め、9月中旬に本格化。今回、三浦さんゆかりの和寒でロケを行う。公開は来年1月の予定。
 あんパン、コッペパン、食パンなど百数十食を用意する予定。和寒ロケにはセキを演じる女優寺島しのぶさんも来町し、パンを売ったり、盗まれても「なんぼ腹が空いてたんだべか」と寛容に接する場面を撮影するという。
 どうしんウェブより