KouichiO2016-12-30

豊富温泉健康部門3位
 全国各地の温泉の魅力をPRするために今秋初めて実施された「温泉総選挙2016」の健康増進部門で、豊富温泉が3位に入った。乾癬(かんせん)やアトピー性皮膚炎などの皮膚病に効くとされる泉質の良さに加え、地域ぐるみで湯治客を支援する取り組みが評価された。
 ファミリーや女子旅など8部門と各種メディア賞に、104の自治体から計125件の応募があり、日本温泉協会や有識者らが11月に選考した。健康増進部門で豊富温泉は、大分県の竹田温泉群(1位)、奈良県十津川温泉郷(2位)に次ぐ評価となった。
 豊富温泉は独特の石油臭が特長で、皮膚病への効能を求めて全国から湯治客が訪れる。町営入浴施設「ふれあいセンター」は湯治客の相談に応じるコンシェルジュ・デスクや健康相談室を設置。民間でも同町への移住者が中心となり、夏季に湯治客らが休めるカフェを開設するなど、地域ぐるみで湯治をサポートしていることが評価された。
 町商工観光課は「豊富の湯の良さをもっと全国にPRし、知名度アップを図りたい」としている。
 近隣町村で今年一番の嬉しい出来事である。