クラーク書店が閉店

 「最北の書店」として知られる稚内市中央のクラーク書店が6月30日で閉店した。インターネット通販の普及によって売り上げが減少し、約40年の歴史に幕を下ろした。最終日は常連客らが足を運び、「まちの本屋さん」がなくなってしまうことを惜しんだ。
 クラーク書店は1984年に稚内市潮見に開業。現在のJR稚内駅近くに移転し、2017年から営業してきた。雑誌や漫画、新書や文庫など幅広い書籍を1万冊以上そろえる。活字離れに加え、ネット通販の台頭で書店で本を買う人が減少。電気代や燃料代も高騰し、店をたたむことに決めた。
 市内では総合スーパー西條稚内店やDVD・CDレンタル大手ゲオも本を販売しているが、クラーク書店は書籍を専門に扱う独立店舗として市内唯一だった。閉店後も小中学校への教科書販売は続けるとの事
 どうしんウェブより。