ホタテの貝殻でヘルメット

 飲食店の料理などの宅配を手がけるウォルトジャパン(東京)は、宗谷管内猿払村産のホタテの貝殻を使ったヘルメットを配達スタッフに提供する。7月に自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務となったことを受け、安全意識の向上と環境対策の両立を目指す。
 ヘルメットは、プラスチック加工業の甲子化学工業(大阪)が開発した「HOTAMET(ホタメット)」。猿払村で年間約4万トンが廃棄されるホタテの貝殻とプラスチックを組み合わせた新素材で、実際の貝殻を模した凹凸を付けて強度も高めている。1個4,800円で一般販売されているが、ウォルト用はシンボルカラーの水色に白いロゴ入りの特注品。
 道新ウェブより