ガソリン暫定税率の行方は?
 政府・与党は18日招集の通常国会で焦点となる揮発油税(ガソリン)の暫定税率維持を賛成で再議決する方針を固めたが野党が参院で秘訣すれば、年度内成立が困難の様子だ。
 暫定とは本式に決定せず、しばらくそれと定める事であり、2年が5年、10年と、30年以上にわたって続いているじたいが不自然だ。しかも、税が余るなら、一般財源へ転用するとの事。
 そもそも、自動車ユーザーが支払っている車の税金は、「道路整備の財源を確保する」という理由で、本来の税金よりも高い、”暫定”税率が課せられているのだ。しかも、これが30年以上にわたって続いているのだから、”仮の処置”としてはまったっくもって不合理な話だ。
 更に言えば、車の購入時や車検時に支払う自動車重量税。6、300円/0.5?。揮発油税は本来24.3円/Lだが、現在の税率は48.6円/L。他にも自動車取得税地方道路税軽油引取り税等に暫定税率が適用され、ほとんどが本来より2倍程度高くなっているのだ。
 まだまだ道路を整備する必要があると思う。それでも余ると言うのであればその分、暫定税率を見直し、国民に納得のいく税にすべきだと思う。