KouichiO2011-08-20

特別講座「稚内学」
 「知られざる北の国境」と題して、北海道新聞の相原秀起氏による講義が稚内市立図書館で行われた。
 日露戦争(1904〜1905)終結後、ポーツマス講和条約により、サハリンの北緯50度を境に幅10メートル、東西133Kmに及ぶ国境線が引かれた。
 第1号標石は・・・オホーツク海側の旧遠内海岸に
 第2号標石は・・・ポロナイ川右岸
 第3号標石は・・・旧半田付近
 第4号標石は・・・間宮海峡側の旧安別付近に設置された。
 特に、第2号標石はロシアのツイガノフ氏個人が有していた。相原秀起氏が日ロ関係史を示す資料の重要性を考え、譲渡を折衝し承諾され、現在は根室に移管されている。
 国境の街稚内の歴史を知ると興味深い事柄が多い。