40年前の悪夢を思い出した
 15日の猛吹雪で、稚内空港近くの道道乗合タクシーを含め車90台、恵北に向かう道道で60台が吹雪で動けなくなった。
 一方、午後5時頃にはノシャップ方面に向けて走行していた車30台が猛吹雪の為立ち往生、ドライバー達は歩いて帰宅。
 北門神社近くの裏山で雪崩が発生、一世帯の夫婦が近くのホテルに宿泊。市立病院の通院患者5名が病院内で一夜を過ごし、増幌小学校では児童、教員を含め11人が帰れなくなり近くの保育所に泊まった事などを稚内市が発表した。
 稚内で生活してから40数年になるが、これほど荒れ狂った天候は過去に一度の記憶しかない。
 当時(1972年12月)は低気圧の通過に伴う着雪と風圧で送電線の鉄塔が56基倒壊し停電が1週間も続き、ローソクや食料が店から姿を消し、小型自家用発電機も売り切れ自家用車で灯りをとった事を思い出した。