KouichiO2013-08-22

旧瀬戸邸の自在鉤(じざいかぎ)を見学に
 自在鉤(じざいかぎ)は囲炉裏や竈(かまど)の上につるし、それにかけた鍋、釜、鉄びんなどの高さを自由に上げ下げできるようにした鉤。
 昭和20年から40年代の稚内が底引網漁の前線基地として賑わっていた時代に、稚内漁業の隆盛を象徴する底引き船の親方邸宅として建てられた歴史的建造物の旧瀬戸邸。
 広く立派な茶室に一歩足を踏み入れると、時間がゆっくりと進み、気持ちが落ち着く空間。その部屋の中央に一本の自在鉤が天井から吊るされている。
 自在鉤をよく見ると、自社の底引き船、家紋、米俵3表、作成年月日、作成者名など特別に注文した、単なる自在鉤ではないのに驚く。


 下方の丸い部分が家紋  ↑    制作年は見えにくいが  →