大雨の影響で
 土砂崩れにより島の東西をつなぐ道路が通行止めになっている宗谷管内礼文町で、26日も西海岸にある元地(もとち)地区の全46世帯88人が孤立状態になっている。25日には町職員が漁船で現地入りし、高齢者らに薬を届けたが、道によると、復旧作業は始まっているものの、二次災害の危険も あって開通の見通しは立っておらず、住民の不安は増している。
 稚内建設管理部によると、礼文町香深(かふか)地区と元地地区を結ぶ道道元地香深線の土砂崩れ箇所は26日午前10時現在で13カ所に上る。小規模な土砂崩れ現場から順に復旧作業に取りかかっているが、担当者は「二次災害を考えると慎重にならざるを得ず、開通の見通しは立っていない。東西を結ぶ唯一の道路なので早急に復旧したい」と話している。