方言「めんこい」とは
 「めんこい」とは、東北地方特有の方言かと思っていたのだが、1200年以上前の奈良時代に作られた万葉集にあるという。 「妻子(めこ)みれば めぐし うつくし」=妻や子を見ればいとしくてかわいいとある。”めぐし”の言葉は大和ちほうから東北地方に伝わった。
 江戸時代の中ごろに書かれた庄内の方言に”めんごい”という言葉になって取り上げられ”いとしい、かわいい”と説明されている。
 さらに”めげ”、”めんげ”、”めんこい”と変化して、東北地方で広く使われる様になった。その後、道南の海岸地方に伝わり全道に広まったとの事。