秘境駅ウオーキングラリー
 幌延町内に6つある秘境駅を住民の健康づくりに役立てようと、町は今春から「秘境駅ウオーキングラリー」を実施している。町内8駅から2駅を選んで往復し、片道は必ず列車を利用するルール。JR北海道が経営改善のためとして、利用の少ない無人駅の廃止方針を打ち出す中、住民の鉄道利用を促して駅の存続を図る。
 ラリーの発着点となるのは糠南(ぬかなん)、雄信内(おのっぷない)、安牛(やすうし)、南幌延、上幌延、下沼(しもぬま)の秘境6駅と、問寒別(といかんべつ)、幌延の両駅。秘境駅は原野や山奥など自然に囲まれて周囲に民家がなく、利用客がほとんどいない無人駅のことで、糠南など6駅は鉄道愛好家に人気のインターネットサイト「秘境駅へ行こう!」でランキング100位以内に入る。
 町は昨年から秘境駅を生かした地域活性化に取り組んでおり、ラリーもその一環。往復する2駅の距離に応じてポイントを設定。例えば幌延―上幌延間(約5キロ)は1ポイント、幌延―糠南間(約26キロ)は5ポイントで、合計10ポイントまたは30ポイントに達すると、携帯ストラップなど町作製の秘境駅グッズがもらえる。
 歩いたことを町が確認できるように、参加者は各駅に置いてあるノートに氏名、住所、日時、歩いた区間などを記入し、ポイントがたまったら町役場に連絡する。実施期間は雪が降り始めるまで。各駅に、駅間のポイントが記載された用紙が置いてある。鉄道愛好家ら町外の人も参加できる。
 今年の目標  個人参加を目標に頑張るぞ!  どうしんニュースより