でんすけスイカ1玉50万円 
 旭川市内の丸果旭川青果卸売市場で14日に行われた初競りで、最高値が過去3番目の1玉50万円となった当麻町特産の高級スイカ「でんすけすいか」。
 今年は従来品種に比べて糖度が高く、果肉に空洞が生じにくい改良品種に切り替わったことも高評価につながった。生産者は喜ぶ一方、揺るぎないブランドの確立に向けて努力を続ける考えだ。
 でんすけの栽培は1984年に始まった。従来品種「タヒチ」は当時の国産スイカに比べて糖度が高く、歯触りが良い特長があった。ただ、寒さや雨に弱く、果肉に空洞が生じやすい難点があり、91年には長雨の影響で出荷停止も。生産者は苦い経験を機に、改良品種「DJ83」の導入を検討。試験栽培を重ねて昨年は少量を市場に出し、本格的な流通の準備を進めていた。
 どうしんウエブより