KouichiO2016-10-27

ヤチダモの木工品
 天塩町教委は、天塩小の改築工事に伴い、昨年伐採した周囲のヤチダモ並木の木材を使い、コースターや壁掛け時計などの木工品を作製した。完成品は児童に配られたり、学校の備品として使われたりしている。町教委は「ヤチダモの年輪には学校の歴史が刻まれている。木工品と共に、よき伝統を引き継いでほしい」と期待する。
 ヤチダモ並木は天塩小同窓会が1958年、開校60周年を記念して植樹したのが始まり。校舎やグラウンドを囲むように104本が植えられ、高さは十数メートルにまで成長した。ただ、多くが老木となり、枯れ枝が落下して危ないため、2013年度から昨年度まで行われた学校の改築工事に合わせて伐採された。
 このうち、病気にかかったりして木材として使えない101本を町教委がまき用として住民に無料配布。残りの3本は、町内の製材業者に発注してコースター約400枚、壁掛け時計1個、長さ約1・8メートルのベンチ4脚、学校名が書かれた看板などに加工した。これらの製作費は計約75万円との事。
 どうしんウェブより