KouichiO2018-04-19

江差「横山家」休館へ
 江戸時代から明治時代にかけニシン漁で栄えた檜山管内江差町の旧家で、道の有形民俗文化財に指定されている観光名所「横山家」が5月末で一時休館することが分かった。8代目当主が3月下旬に急死したためで、6月以降の再開のめどは立っていない。
 江差町教委によると、横山家は初代宗右衛門が1769年(明和6年)に能登半島から移住。1822年(文政5年)から現在地で廻船問屋などを営んでいた。江戸時代に建てられた家屋と、陶磁器など生活用具149点が1963年、道の有形民俗文化財の指定を受けた。7代目当主のけいさん=故人=は、独自に「にしんそば」を考案したことでも知られている。
 横山家は毎年4月下旬〜11月下旬、有料で観光客らに公開され、離れではにしんそばも提供してきた。8代目当主の横山敬三さんは、建物の保護のため実際に住み込んで、自ら接客にも当たってきた。
 妻の好子さんによると、敬三さんは北前船のルーツをたどる調査旅行をしていた3月30日、松江市内で急性心臓疾患のため73歳で亡くなった。
 横山家には今月下旬から5月にかけてすでに30〜40件ほどの来館予約が入っており、その間は遺族が対応して開館することに決めた。ただ6月以降の予約は断り、方針は決まっていないという。
 どうしんウェブより
 昨年(2017年5月2日に訪れた横山邸であり残念だ)