ガラスアンテナとは

  ガラスアンテナには、自動車のフロントガラスとして用いられる「合わせガラス」の原理を応用している。合わせガラスは、ガラスとガラスのあいだに透明な樹脂を挟んで加熱圧着し、1枚のガラスにしたもの。ガラスとガラスのあいだに透明な樹脂と導電材料として金属膜を挟み込んでいる。この金属膜に電気を送ることで、電波を発信するような仕組みになっている。
 ガラスアンテナは、AGCが保有する「アトッチ工法」を活用して建物内の窓に貼り付けることで、屋外のサービスエリアをカバーするもの。透明・透視性のある導電材料とガラスを組み合わせることで、景観や室内デザインを損なわずにスモールセル用のアンテナなのだ。