「挽香」のコーヒー復活

  マスターが亡くなり、一昨年閉店した稚内駅前通りの老舗喫茶店「挽香(ばんか)」。その店舗を借りて営業するスープカレー専門店が、挽香オリジナルのブレンドコーヒーを復活させた。店主の松尾篤行さん(40)がファンの多かった挽香の味を残そうと引き継ぎ、マスターの妻近江寿(ひさ)さん(77)も喜んでいる。
 2月から挽香の店舗で営業しているのは「プチGARAKU(ガラク)」。挽香は店主の近江紘さんが1970年に開業。地元客だけでなく、観光客にも親しまれたが、2017年に紘さんが亡くなり、寿さんが店を閉じた。
 30歳代頃は時々訪れていたのもだ。