豊富温泉の更なる利用

 一般財団法人エンジニアリング協会(東京)と応用地質(同)、エア・ウォーター(大阪)は、豊富温泉地区から産出する天然ガスで水素を製造して電力供給するモデル事業の調査について、有識者らの意見を聞く会合を町内で初めて開いた。
事業は水素を使って発電した電気を企業などの情報を処理するデータセンターに供給することを想定。
 河田誠一町長や町職員、東工大の岡崎健名誉教授、金融機関の関係者ら計14人が参加。河田町長は「町の資源を活用した地域振興となり、企業誘致に結びつくことを期待している」とあいさつした。
 温泉地区にある町の天然ガスプラントは現在、1日当たり約1万1千立方メートル産出している。モデル事業は、このうち温泉施設で利用されていない約8千立方メートルで製造した水素を燃料電池で発電し、企業などの情報を処理するデータセンターに供給する構想だ。
 どうしんウェブより