老朽化は他にも

 稚内市は1975年建設で老朽化が進む市総合福祉センター(宝来4)の利用を本年度末で停止する。施設内の学童保育所や児童館は稚内中央小に移転し、貸し会議室などは他の公共施設の利用を促す。2026年度にも建物を解体し、跡地は同小近くに移転・新築する稚内中の駐車場として活用する方針。
 センターは鉄筋コンクリート造り地上4階建て、延べ床面積は2764平方メートル。中央児童館と中央学童保育所のほか、会議室や浴室、調理室、約500平方メートルの大ホールを備える。会議室は研修や打ち合わせに、大ホールは建設当初は結婚式場としても利用され、市民に親しまれてきた。21年度の利用者は延べ約1万4千人に上る。
 老朽化による床や壁のひび割れなどは随時補修してきたが、昨年末にボイラーが故障。全館共用の暖房が使えなくなり、冬場は貸し会議室の受け付けを停止した。児童館や学童保育所は灯油式暖房を増やして利用を継続してきた。
 センターの利用停止に伴い、児童館と学童保育所はいずれも来年4月1日から、改修した中央小に移転する。市は「施設を日常的に使う市民が困らないよう、移転の支援や代替施設の紹介をしていきたい」としている。 道新ウェブより
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