ガリンコ号船長優待

 国道238号のオホーツクラインを約250㎞南下した、紋別観光の代名詞、流氷観光船「ガリンコ号」の船長を、初代から3イメルまで3代にわたって務めた山井茂さん(70)が9月、高齢などを理由に、後任に制帽を譲った。最後のクルーズには、山井さんに感謝を伝えようと約60人が駆けつけ、無事に航海を終えると、船内にはねぎらいの拍手が沸き起こった。経験に裏打ちされた安全運航とその温かい人柄で多くのファンに愛された36年間。船を下りた今、施設の管理部門から船を応援している。
 現役のころから何かと縁のある紋別市で6、7回訪れている街だ。