アカウミガメ長崎から2、500キロの旅
 長崎からアカウミガメの子どもが、オホーツク海の沙留沖でサケの定置網に捕まった。前肢に付いていた標識タグから、名古屋港水族館が回遊ルートを調べる為、長崎県で放流したカメと判明。紋別市のオホーツクタワーが一時的に預かった。
 北に向かう対馬海流に乗って日本海を北上し、稚内沖の宗谷海峡から南下したと推測される。5カ月間の移動距離は約2、500キロになる。
 水族館によると、アカウミガメ環境省指定の絶滅危惧種で、日本近海に生息する個体の多くは、太平洋沿岸で生まれ、北米大陸まで太平洋一帯を回遊する。
 一部、石川県など日本海側で生まれた個体が、宗谷海峡津軽海峡を通って太平洋側に向かうことが確認されているとの事。
 Doshin ニュースより