ホッキョククジラ、羅臼沖で確認
 根室管内羅臼町の沖合で23日、北極海周辺だけで過ごすとされ、国内では観察例が極めて少ないセミクジラ科のホッキョククジラが確認されたとの事。
 ホッキョククジラは最大で全長19メートル、体重100トン。北極圏やその周辺の海氷がある海域で生涯を過ごしている。頭が体の3分の1ほどもあり、背びれを持たない。国際捕鯨委員会(IWC)によると、生息数は2万数千頭という。
 知床ネイチャークルーズの観光船「エバーグリーン」(長谷川正人船長、19トン)が羅臼漁港を出港直後の午前9時ごろと、帰港直前の同11時20分ごろ、全長10メートルの子どもとみられる1頭を沖合約1キロで見つけた。
 北海道新聞ニュースより