KouichiO2015-10-09

未来の電池とは
 未来の電池を開発しようと世界中の研究者がしのぎを削るなか、今回開発されたのはフロー電池と呼ばれるタイプのもの。安価で無害、非腐食性かつ不燃性の材料で出来ており、しかも高性能である言う。
 腐食の心配がない安全な電池であれば、事業用にも家庭用にも適している。自宅の地下室にも安心して置いておける化学物質が使われている。
  気候変動問題が深刻化し、太陽光や風力などのクリーンな再生可能エネルギーへの期待が高まるにつれ、5年ほど前から電力貯蔵技術の研究がさかんになってき た。
  ハーバード大学の科学者たちは2014年、バナジウムの代わりにキノンという有機分子を使ったフロー電池を試作した。この試作品はうまく機能し、欧州の企業に製造を許諾したが、材料に有害で揮発性のある臭素が含まれていた。研究チームは今回、臭素をフェロシアニドという無害な非腐食性イオンに置き換える事に成功した。
 日本経済新聞ニュースより