皮膚に貼って体温測定
 薄くて軟らかく、くにゃくにゃと曲げられるフィルム状の体温計を開発したと、東大と米テキサス大のチームが10日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 皮膚に貼り付けるだけで、瞬時に正確な温度を計測できる。チームは3年ほどかけ実用化したい考え。染谷隆夫東大教授(電子工学)は「ばんそうこうのように貼り付け、赤ちゃんやけがの患部などを継続的に優しく観察する事が出来る」と話している。
 チームは、厚さ0.015ミリのプラスチックのフィルムに、温度センサーの役割をする特殊な樹脂を使った回路を作製した。
 道新ニュースより