KouichiO2015-11-28

平成27年度後期「稚内学」始まる
 「松田伝十郎と宗谷・樺太」と題して、立教大学名誉教授の二木勝治氏による第1回稚内学が市立図書館で行われた。
 江戸時代、越後国出身の松田伝十郎は1808年(文化5)幕府から樺太探検の命を受け間宮林蔵と共に樺太に出発した。林蔵は樺太東海岸を伝十郎は西海岸を、樺太がロシア大陸の続きか?又は島か?を確認する為に北へ向かった。 
 松田伝十郎の「北夷談」に「此処を国境を見極めしゆへ、是より奥の方へ壱里なりとも参るならば、林蔵の手柄なり、何卒参り申すべし」と林蔵に言った。
 その後、間宮林蔵は更に北上し、樺太が島である事を確認し間宮海峡が世界地図に掲載したのだ。 松田伝十郎と間宮林蔵、2人の人柄の違いなど興味深い講演であった。