シマアオジとタンチョウの講演会
 午後から、豊富定住支援センターでシマアオジとタンチョウの報告会があった。
 シマアオジは北海道の草原に棲む小鳥で、日本へは夏鳥として北海道にのみ飛来する。現在シマアオジサロベツ以外に確認されていない鳥である。更に、サロベツの中でも湿原センター周辺でしか確認されていない絶滅危惧種で、昨年は31つがいが確認されている。
 講師の正富宏之氏によると、1980年代半ばにはサロベツ原野で普通にシマアオジを目撃したが、現在は絶滅が危ぶまれている。消えるシマアオジと入れ替わるようにタンチョウがサロベツ原野に出現しているとの事。