シマアオジ減少

 道内で繁殖する絶滅危惧種の野鳥シマアオジが、過去約20年間で確認が困難なほど減少していることが25日、環境省などの全国調査で分かった。一方、同じ絶滅危惧種のタンチョウやオジロワシは生息域を広げていることが確認された。 シマアオジはスズメほどの大きさの夏鳥で、国内では道内だけで繁殖する。
 調査結果によると、1977~2002年の前回は5カ所で見つかったが、今回は確認されなかった。調査地点とは別の場所では確認報告があった。バードリサーチの植田睦之代表は「渡り経路の中国で、食材として大量捕獲されていることが原因の一つと考えられ、世界的に激減している。湿原の減少など道内の自然環境の変化も背景にある」と話す。
 どうしんウェブより
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