ミコアイサ確認1組のみ
 NPO法人サロベツ・エコ・ネットワークと幌延町在住の自然写真家、富士元寿彦さん(65)が今夏、日本では現在サロベツ湿原でしか繁殖していないと言われる野鳥ミコアイサの繁殖調査を行った。確認できたのは親子1組で、6年前に富士元さんが確認した時(4組)よりも減少しており、同ネットワークは「繁殖できる環境が悪化しているのではないか」と危惧している。
 ミコアイサはカモ科の渡り鳥で、雄は目の周りの黒い模様から「パンダガモ」の愛称で呼ばれることもある。冬鳥として九州以北の湖沼や大きな川、入り江などに飛来するが、繁殖は道北の一部で少数の繁殖しか確認されておらず、近年はサロベツ湿原のみと言われる。
 どうしんウェブより