樺太記念館に1万5000人
 稚内市樺太記念館が市内港1の複合商業施設「稚内副港市場」内に開館して半年がたった。客足は順調に伸び、来館者数は1万5千人を超えた。
 同館は5月25日にオープン、全国樺太連盟から寄贈された資料など約千点を展示している。 9月の胆振東部地震の発生以降は落ち込んだものの、飲食店や土産店、温浴施設を備える副港市場を訪れた観光客が立ち寄り、夏場は1日100人前後が入るなど好調だった。
 国外からは、中国や台湾、シンガポールなどのアジア圏からの観光客が中心だった。現在のパネル展示やパンフレットの表記は日本語のみのため、市はパンフレットなど資料の英語版の製作を少しずつ進めている。