体験型観光のコツ、プロのガイド教える

 体験型観光の「アドベンチャートラベル(AT)」普及を目指し、上川総合振興局は、ツアーガイド育成のための体験会を上川町の大雪山系黒岳(1984メートル)で開いた。上川管内から8人が参加し、プロのガイドと黒岳に登りながら、安全確保や案内のコツなどを学んだ。
 ATは旅先の自然や文化、アウトドア活動などを楽しむ旅行の形。「アウトドアガイドのための『山岳ガイド体験』in黒岳」と題した体験会は10日に開かれ、東川町のツアー会社「ガイドオフィス風」の山岳ガイド鳥羽晃一代表が講師を務めた。
 道は道内の自然を生かしたATの普及を目指しているが、プロのガイド不足が課題となっている。プロの案内を実際に体験してもらうことで仕事への理解を深め、ガイドを目指すきっかけ作りにしようと今回のイベントを開催したもの。
 道新ウェブより