豊富町”寿湯”廃止に

 豊富町は、町中心部唯一の公衆浴場「寿湯」(大通8)を3月30日で廃止することを明らかにした。施設の老朽化や各家庭の内風呂普及による利用者減や燃料費高騰などが要因。町は新年度から町民を対象に、町中心部と豊富温泉を結ぶバスの運賃を全額助成し、寿湯の利用者の利便性向上や町民による豊富温泉の利用促進を目指す。
 町は24年度予算案に町内中心部と豊富温泉までのバス運賃を全額助成する費用364万円を計上。町民だと、町内全ての沿岸バスのバス停から豊富温泉まで利用回数の上限なしに無料で乗車できる。町民課は「不便をかける町民もいて申し訳ないが、4月以降は町営入浴施設のふれあいセンターなど豊富温泉を利用してほしい」としている。
 道新ウェブより