KouichiO2012-07-21

発泡酒の先駆、サントリー生産終了
 サントリーホールディングスは、発泡酒の生産を終了した事を明らかにした。割安な第3のビールに押されて売れ行きが落ちていたことから決断し、7月中に出荷を終える。今後は、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」や第3のビール「金麦」に集中するとの事。
 サントリーは、低価格の輸入ビールに対抗するため、1994年に業界では初めて発泡酒「ホップス〈生〉」を発売した。麦芽使用率を67%未満に抑えた発泡酒は、ビールに比べて酒税が安いため人気が高まり、各社が追随。2003年にはビール系飲料市場の4割近くを占めるまでに成長した。しかし、03年に麦芽以外の原料を中心とする、より安い第3のビールが登場して以降は徐々に市場が縮小。11年には市場全体の約15%になった。