上期「稚内学」終了
 6月から始まった、平成24年度前期稚内学講座第9講義が、講師の大橋幸男氏による「道標は消えず」で終了した。
 稚内市から32キロ南下した沼川地区の、大正時代に岐阜団体、福島団体、相馬団体,阿波団体が入植し開拓した苦労の様子がスライドを交えて行われた。
 厳しい寒さをしのぐ為、夜通し火を焚き布団の上にムシロを敷き、雪が掛かるのを防いだ。毎年繰り返す山火事との闘い、ジャガイモから酪農へのけわしい路、木材を切り出す仕事、天北線のルート変更、北海道を開拓した人々の苦労が如何に大変だったか改めて知った。