稚内学始まる
 平成27年度上期の稚内学が始まった。 第1回の今日は、「樺太と利尻を繋ぐ宗谷海峡」と題して利尻島史研究者の西谷榮治 氏によって行われた。
 サハリン島樺太)の三種族の住民たちは、18世紀末に日本人がこの島に進出を始めた頃、統一した組織もなく自然の生活を営んでいた。
 しかし、サハリンは南北に日本とロシア、西方には中国に隣接し、それらの国々の間で分割される運命にあったにもかかわらず、周辺諸国のサハリンに対する奇妙なかかわり方があった事など。
 又、間宮海峡、ラ・ペルーズ海峡の発見に至った経緯など興味深い講義であった。