稚内学特別講座開催される
 午後6時30分から、私立稚内図書館にて「三浦綾子の文学と稚内」と題し森下辰衛氏による講演が行われた。
 13年間の病から三浦光世氏と結婚し、1964年7月朝日新聞に投稿した「氷点」が入選し旭川出身の作家として有名になった。「続・氷点」は「氷点」連載集結から4年半後の1970年5月から1年間朝日新聞朝刊に連載された。
 最後の「燃える流氷」の章は、戦争と人間の罪、家族といのち、犠牲の愛とゆるしなど、網走で実際に目にした燃える流氷の光景が迫力ある章となっているなど、あっという間の90分であった。