早くも流氷
 海上自衛隊第2航空群司令部(青森県八戸市)は19日、オホーツク海でこの冬初めての流氷をP3C哨戒機が観測したと発表した。「この10年では最も早い」という。
 司令部によると、19日午前10時半ごろ、稚内市宗谷岬から北東約200キロのオホーツク海で流氷を確認。長さ約100キロ、幅約0.5キロの筋状に南北に広がっていた。例年並みだった昨シーズンより21日早いという。哨戒機は流氷観測中ではなく、通常任務の飛行中に偶然見つけたという。
 札幌気象台(札幌市)によると、北海道の沿岸から肉眼で流氷を見ることができる「流氷初日」は例年1月中旬という。