KouichiO2017-05-02

奥尻島
 1993年(平成5)7月12日に起こった北海道南西沖地震で、島の南西部の青苗地区を中心に津波の被害を受け200人あまりの死者を出した。当時約4、700人ほどあった人口は、被害による転出などで現在(2015年3月時点で)2、800人ほどの島。
 8月中旬頃までウニ漁、夏の数日のみ行われる小柄のアワビ漁。スルメイカ漁(マイカ)、その他魚介類の漁師町。
 島を人回りして目についた宮津弁天宮は、弁財天とも呼ばれる福の神。もともと島の拠点となる「番所」があった場所との事。江戸時代末の天保(1831)年に島民が大漁祈願の為、社を建てたのがはじまりで海に突き出た岬の急斜面を登った頂上にある。社までの階段は164段。
 奥尻島の対岸には北海道本島が見え、アイヌの砦としての役目もしていたとの事。