宗谷の名産で強い粘りと歯応えが特徴の「天然糸もずく」の今季の手摘み漁が4日、市内の沿岸海域で始まった。波が高く、解禁日より2日遅れの漁で、ウエットスーツを着た漁師やその妻らが腰の高さまで水につかり、箱めがねで水中をのぞいて、もずくを丁寧に摘み取っていた。
 同日午前7時、「操業可能」を告げる旗の合図で一斉に漁が始まった。漁場は海岸から100~200メートルほど。水揚げしたもずくは、藻などを取り除き、塩漬けや冷凍する。
 漁期は10月末までだが、潮の満ち引きや天候に左右されるため、6、7回ほどしか漁に出られない。 宗谷漁協によると昨年の水揚げ量は約3トン。宗谷産は海藻に付着したもずくのみを採取しており、岩盤に生えるもずくよりもやわらかいという。2012年には稚内ブランドにも認定された。
 どうしんウェブより

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